バンド脱退したから裏話する

バンド脱退したから裏話する

普通はメンバーが抜ける時やバンド解散の時に、当たり障りのないよう短く感謝と応援だけ書いて終わらせることが多いですが、そんなもん僕が書いてもなんの面白みもないし、せっかくブログやってるのでチラシの裏的な文章を書いてみました。

長くなったのでトイレに座ってる時にでも読んでください。

雑感含め思いのままメモのように書いてみたので、時系列とか話の筋とかバラバラです。ハルヒやバッカーノでも見てる気分で読んでください。

ちなみに脱退といえば、清木場俊介や大島麻衣、ONE OK ROCKのTAKA(森田貴寛)など色々思いつきますが、僕はスキャンダルや問題行動で抜けるわけじゃありません。(保身と要らぬ補足)

 

前置き

これから書く内容は100%僕の所感であり、実際のバンドの状況や実態とズレも多々あるはずだと言っておきます。

「はず」というのも、今回のバンドを辞める際に特に話し合いの場を持たなかったからです。僕が抜けることだけを告げそのまま了承してもらいました。一応、前身バンドから3~4年はやっていましたが、お互いにそれで十分なように感じています。

正直今までのように乗っかっていた(バンドにいた)方が金銭的にも時間的にも人脈的にも楽なのですが、それは楽なだけで結果なにもできないと感じたので、だったら新しい環境に身を置こうと思いました。

少々強引&唐突だったのですが、現在確定している予定が今年いっぱいだったことと、結局いつ言っても結果的に変わらないと思い、抜けることを告げました。

一年やって心を掴んだ人(リスナー)が居ないという点が大きかったです。

 

理由:音楽性の違いで解散します(僕だけ)

来年からのスタイルという話になった時に、「ライブ主体でライブができるバンドとしていること」がこのバンドの方向性であるとなった時に自分である必要がないと感じました。

僕はネットや現代のスタイルに合わせた活動をしていきたいと思っていますが、ライブ主体とネット主体どちらが簡単とか良いというのはありません。

ライブして1人しか見られなくてネットなら多くの人に見られたとしても、実際にライブを行なうより感じてもらえるのが少なく直接の関係もできないので、その1人と繋がっていくのは触れ合うより難しいとも思います。

ちなみに見出しで音楽性の違いとか言ってますが、僕はジャンルに大きなこだわりはなく、どんな音楽やってても楽しいと思えればそれが好きなのです。

 

ライブについて

遠征がただの旅行にしか感じませんでした。本番に向けて用意したものは少なく、練習もしてないので。演ろうとしたけど結局できなくてやらなかったことも多いです。

ライブは仲良くしていたバンド伝いで一緒に誘われてはいたものの、そこで残せたものは多くなかったかもしれません。演奏よりも行き帰りの時間や運転、金額について考えることの方が多かったと思います。

ライブのできる、ライブがメインのバンドでいるなら、もっとスタジオ時間を増やしてステージも作りこむべきでしたが、実際はライブ前に新曲が上がってきて、スタジオ4~5時間で合わせてライブするのでどうしても拙い演奏になってしまっていました。

だいたい毎回同じ間違え、課題点を繰り返していたので、1年で進歩していなかったように思います。新曲を常に作り続けて突貫になるのはまだ許容できるのですが、中学生の夏休みの宿題のようにただ期限が迫って慌ててやっているだけの状態でした。

なによりも、お客さんがほとんど居ない状態の県外イベントも多々あり、この活動を続けることに疑問を持ち続けていました。

 

それ自体は好きだけど離れてみた

ライブと遠征自体は好きです。これからも機会があるなら積極的に出ようとは思っています。しかし、今の状態でライブを中心に今の活動をする気になれませんでした。

そして、初めて自分からバンドを抜けると言いました。

今まで自分の組んできたバンドは、メンバーが失踪したり何かしらの事情で抜ける時にそのまま解散することが多かったので、自分から言う時の心境とはこんなものなのかと。

 

やる気

今までで一番会議をしたバンドで、一番軸がぶれていった(なかった)バンドでした。

話し合いで方向こそ決めたものの、軸がぶれていき、活動頻度も下がるととどんどんやる気がなくなっていきました。やる気がなくなると意見も出さなくなるし、いろいろ億劫になってきます。

やる気が起きないので、僕も乗っかるだけでいろんな事に気乗りしませんでした。バンドは全員が案を出し合うのがいい状態だと思っていますが、実際は乗っかるだけの人が1,2人いるのが普通です。それならどうにかなるものの、もしリーダー的な人の案以外がないなら、それはよっぽどの器量がある人でしか成り立たないでしょう。

そういった意味でも、僕自身何もしてなかったこの1年はバンドと僕にとっても咬み合わない1年だったと言えるでしょう。ペースや方針が合う人だけの方が捗ると思うので、今回僕がやめたことは少なくともバンドにとってはプラスになると思っています。

 

昔話

バンドマンに昔のように良くも悪くも突き抜けている人を最近はあまり見なくなりました。

昔、僕に衝撃を与えてくれたバンドとそのメンバーがいました。メンバー変更を繰り返しながらも数年間活動し、社会的にはもういい年齢と言われるとき、彼らは解散が決まりました。

最後のライブの日、終演後にメンバーの1人と一緒に飲んでいたのですが、酔っ払った彼が「俺はまだやれる」と言いながら道路で暴れていた姿が今でも残っています。傍目から見たらただのDQNのようかもしれませんが、僕にとってのバンドというのはその日一緒に死んでたんだなと数年経ってようやく気付きました。

 

心残り

心残りも当然あります。面白いメンバーが集められたと思っていたメンバーで何もできなかったこと、そこで知り合った人たちとこれから会う機会が減ることなど。

運動量が減ります。ただでさえ日常で運動をしていません。最近スタジオが数ヶ月に数回と減っただけでも衰えを感じていましたが、これからはひきこもりの僕が唯一動く機会だったスタジオやライブが一切なくなるので心配ですね。

バンドをやめたことで広がる可能性というものもいくつかあります。

今までバンドが理由で出来なかったこと、例えば今まで何度か考えた東京への移住。先日東京へ行った際も何人かに東京に住めばいいのにみたいなこと言われて気付きましたが、東京へ行かなかった理由の一つがバンドだったのです。特にアテがあるわけではありませんが、ふらっと住んでみるのもありかなと。

とにかく土地に縛られず、今まで使っていた活動費を別のことへ回せます。

 

これから

僕は別に音楽を辞める訳ではありません。僕の中で死んでしまった従来のバンドとは別のものを、違うやり方、違う形で見つけて行こうと思います。

なので、従来のまま活動していくことを選んだバンドではそれができなかったのです。人望も技術もないのでこれから大変だとは思います。

1つ以前から友人とずっと組もうと言っているバンドはあるものの、これからバンドをやる予定はありません。中途半端にバンドをやっても自分には意味を見出すことは難しいと考えています。と言いつつひょっこりバンド始めたらその時はこそっと発表します。

やめて良かったか悪かったはまだ直後なので分かりませんが、今までもこれからも全ては僕次第なので後悔しない人生は送れると思います。これを見てくださった方はよければ応援してください。

 

まとめ

以上、もう脱退したあとですが、最近してたバンドについてでした。特に何が言いたいとか伝えたいとかがなかったので読んでいてつまんない内容かなとも思ったのですが、せっかく書いたので記録がてら残しておきます。

あ、あと近々(多分今年中)僕の音源発表するので気になった方は是非聞いてください。