ジブリ映画「風立ちぬ」を観て。そして久石譲について
公開日: | 最終更新日:
風立ちぬを見てきました。
評判がよかったので楽しみにしてましたが、やはりジブリは「の」が入らなくても面白かったです。
宮崎駿監督はよく、「昔の方が良かったというなら、それは昔の作品を見ればいい」とインタビューで答えており、それに加え最近の作品に関して「最近では自分の作品に大衆性がなくなってきた」と答えていました。確かに構成などは、今までと違い場面がどんどん展開していったりと「見やすさ」の点では難しくなっていたと感じます。
しかしまあ、飛行機を作るというテーマは男心をくすぐりますね。ただそこにまっすぐ向かっていく姿勢が染みました。このテーマに関しても宮崎駿さんは「子供向けじゃない」と最初は反対してたようですが。
僕はヒロインである里見菜穂子の声を当ててた瀧本美織さんって方の声が好きでしたが、青年期以降の主人公の声が凄い気になってて、途中で庵野秀明さんだったことを思い出しました。
今回知った小ネタとしては、宮崎駿さんと庵野秀明さん、二人が関わった作品といえば「風の谷のナウシカ」ですが、あの原作って、宮崎駿さんが「原作ない作品は映画化しない」って言ったから先に原作が始まったらしいですね。初めて知ったわ。
さっき見てた宮崎駿さんと庵野さんが対談してたりする風立ちぬメイキングが面白かった。
▼風立ちぬ メイキング 「夢と狂気の王国」
予告編を見て、昨日見たばかりなのにもう懐かしさを覚えるのは、映画で本当に堀越二郎の一生を見れたという気になれるからでしょうか。悲しくて切ないまっすぐな映画だったと思います。
そういえば主題歌の「ひこうき雲」を歌っている松任谷由実さんのクレジットが、なぜ荒井由実になってるのかと思ってたんですが、この曲って松任谷由実さんが結婚する前の1973年に出したアルバムのタイトル曲なんですね。
久石譲について
そして、ジブリ作品といえばSummerやOrienta Windでも有名な久石譲さん。
僕には、「ゲームでも映画でもアニメでもなんでも、いい作品には必ずいい音楽がつきもの」という持論がありまして、今回もやはり作品を彩る挿入曲などがよかったです。一つ気になったのは、『菜穂子(めぐりあい)』という曲があって、これが「地球は周る~君をのせて~」に聞こえるんですよねwインストだけど曲がかかる度に頭のなかで歌が流れてましたw
んで今回、久石譲さんのことも色々見てみたんですが、この人ミニマルミュージックとか現代音楽の作曲家なんですね。なんでも今の映画音楽とかは、幼少の頃に親に連れられて年間300本も映画を4年間見続けた時期があったという、ある意味英才教育。
さらにまたまた「風の谷のナウシカ」ですが、ラン・ランララ・ランランラン・・・を歌っていた久石譲さんの娘さんは今では『麻衣』という歌手だそうで。
顔お父さんそっくりw
僕はオーケストラとかビックバンドとか物凄い好物なんですが、2009年に武道館で行われた久石譲さんの「宮崎アニメと共に歩んだ25年間」というコンサートの動画が凄くいい。中でも『もののけ姫』のアシタカせっ記が大好きで、この壮大さはたまらんです。途中からカッチカッチ鳴ってるのがまたいい味出してます。
そのうち久石譲さんのコンサートには行きたい。
うたいぬの今日の一言
レコーディング・アレンジの依頼、絶賛受付中です。