ドラゲナイことDragon Nightの歌詞で見るNicky Romeroとセカオワ裏話
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SEKAI NO OWARI最新シングル『Dragon Night(通称ドラゲナイこと)』で、サウンド・プロデューサーを務めたニッキー・ロメロ(nicky romero)をご存知だろうか?
おそらく「セカオワは知ってるけど、ロッキー?ロメオ?誰それ。」という人が多いのではないだろうか。
しかし、いつも集団では空気のような存在感の僕としては、同じような扱いを受けているこの影の功労者に賞賛を送らざる終えない。
なぜならDragon Nightはセカオワの中でもずば抜けて好きなのだ。
幸いこのブログではセカオワについて書いた記事がよく読まれている。
関連:『セカオワこと『SEKAI NO OWARI』はなぜキモいのか』
そこでニッキー・ロメロにも注目してみようと思うのだが、彼とセカオワの繋がりを考えた時にある一つの考察が生まれた。
最初に言っておくが、セカオワの衣装が踊る大捜査線ぽいとかそんなどうでもいいことではない。(ラ・ラ・ラ・ラ♪ドラゲナイ、てやかましいわ)
──ドラゴンナイトの歌詞とニッキー・ロメロの関係とは。
目次
ニッキー・ロメロ(nicky romero)とは
ニッキー・ロメロ(nicky romero)は、1989年オランダ生まれのDJ・プロデューサー。現在26歳。
同レーベル、というか彼がレーベルオーナーの「Protocol Recordings」にはカルヴィン・ハリスやリハブなどが所属している。
世界的クラブ情報誌「DJ Mag」が選ぶ世界で人気のDJとして2012年には17位にランクイン。その後は最高7位にまで選ばれた超人気のDJである。
AKBGなら神7と呼ばれる超人気アーティストだ。同じ空気の様な存在とか書いた僕のことは早く忘れてください。
代表作はニッキー・ロメロが有名になったきっかけでもある『Toulouse』。
今ではアノニマスやVフォー・ヴェンデッタでも知られる『ガイ・フォークス』のマスクが印象的なPVだ。ガイ・フォークスは、ニッキー・ロメロを表すモチーフの一つになっている。
ファンの間では、セカオワのピエロ(DJ LOVE)がガイ・フォークスマスクで出たら面白いという話もありましたが、独自の世界観を守るセカオワでそういった演出はなさそうですね。
アヴィーチー、デヴィッド・ゲッダら人気DJとのコラボ
他にもおすすめの曲・PVがあるのだが、今回は他アーティストとコラボしている2曲をおすすめしたいと思う。
1曲目はアヴィーチー(AVICII)とのコラボ曲『I Could Be The One』。
2曲目はデヴィッド・ゲッダ(David Guetta)とのコラボ曲『Metropolis』。
しかし、日本(セカオワリスナーの間)では注目度が低かった?
海外のEDMシーンではかなりの人気を誇るニッキー・ロメロを起用したDragon Nightは最初から注目の曲であり、実際にサウンドとしても最高の仕上がりになっている。
しかし、やはり日本、特にセカオワリスナーの間では知名度がイマイチと言わざるを得ない。支持を得ているのもクラブミュージック好きの間くらいではないだろうか。その証拠にwikipediaの日本語ページすらない。
つまり、Dragon Nightが話題になっているのも、こうした人気EDMアーティストを起用した背景ではなく他の理由がある。
Dragon Nightがドラゲナイと呼ばれるまで
『Dragon Night』は、叶姉妹恭子さんからフカセさんへラブコールなど、相変わらず話題の絶えないセカオワの最新シングルだ。去年発売されたものだが紅白で披露されるやいなやヒットチャートで再上昇。
Mステでの旗を振りかざし、トランシーバーで歌う中二病パフォーマンスや怪しい英語の発音から、ネット上ではドラゲナイと呼ばれ広まったのだ。
発音に関してはレコーディング時に結構な英会話トレーニングを受けたと公言しているし、どちらかというと『ダーゴナイ』だろう。
しかも、昨日でまさかのドラゲナイが本人公認になった。
アルバムが発売から2週間で32万枚を突破したとスタッフに言われた!!嬉しい!
— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) 2015, 1月 26
同曲は、新曲が全くないとこれまた話題になった新アルバム「Tree」にも、もちろん収録されている。
ドラゲナイ化できるコラパーツによるコラ画像やグッズ
ここでは紹介を控えておくが、検索してみるとアナと雪の女王や寂聴さんなどを使った数々のクソコラが散見されるだろう。
なんとこトランシーバーマイクのようなダミーのラジオケースまで登場した。
ただし、写真とは違うメーカーの製品が送られてくるという口コミも多い。
歌詞から分かるセカオワ、ロメロによるドラゴンナイトの”本当の意味と背景”
少々話がズレたが、タイトルにあるドラゲナイとニッキー・ロメロに感じた繋がりとは。最後にその適当な憶測をネットの海へばら撒いてみよう。
- ニッキー・ロメロの代表的な曲と言えば、『Toulouse』であり、PVではガイ・フォークスのマスクを被った人物が増殖していくという内容。
- イギリスには毎年11月5日に『ガイ・フォークス・ナイト』と呼ばれ、かんしゃく玉花火を鳴らし、夜はかがり火をたく祭りがある。
- 以前は花火だけでなく、ガイ・フォークスと呼ぶ人形を作り、街の中を朝から晩まで引きずり回して夜は焼き捨てていた。
- 祭りの由来は、1605年にイングランドで国王を爆殺しようとした『火薬陰謀事件』の失敗と、実行責任者ガイ・フォークスの名から。
- Dragon Nightの歌詞では、『太陽の沈まない世界に訪れた夜』という舞台設定。
- 同曲では、人はそれぞれの正義がある。争いの中、夜が訪れた日に休戦し僕たちは友達のように踊り、戦いは終わるという内容の歌詞が歌われている。
以上のことから、僕はこの曲に次のような意味を考察する。
──ガイ・フォークス・ナイトは花火やかがり火で「一日中明るい日として争い」を表しており、それが無くなり夜が訪れた日(Dragon Night)は、みなが踊りSEKAIが平和になりますようにと、セカオワのINORIが込められてるのだと。
(完全にキマった。)
※勝手な憶測です。
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