謎の多い注目のバンド『パスピエ』を徹底解説!

謎の多い注目のバンド『パスピエ』が徐々にキてる!

僕がちょっと前にハマったバンド『パスピエ』。
インタビューで答えていたことが凄く共感できたので、このバンドをもっと自分でも掘り下げると同時に紹介してみようと思う。

まずはこれがその共感したという『パスピエ』というバンドの在り方に答えたもの

ネットや色々なメディアが発達したことで音楽が身近になる一方、人々はその身近さで飽和し、数多くの音楽の中から何かを取捨選択することが難しくなってきた現在、音楽の伝え方というのが限られてきている。

そのため、自分たちの作品を唯一無二のものとして提示するためには手法や見せ方など新しい発信の仕方を探らなければならないと考えている。

バンドというカテゴリーだけでくくられず、音楽好きな人だけではなく絵が好きだったりカルチャー全般が好きだったりと、色々な人に愛され、新しい角度から評価されるバンドになりたい。

新しいものを求めて試行錯誤していくという姿勢と、カテゴライズされたものに拘らないというのがすごく好き。
そんなわけで、そのパスピエとはどんなバンドなのか、

 

パスピエとは

パスピエ

お尻がいい感じMVのワンシーンです。

メンバー

  • key. 成田ハネダ
  • vo. 大胡田なつき
  • gt. 三澤勝洸
  • ba. 露崎義邦
  • dr. やおたくや

バンドのスタイル

クラシックやニューウェイブを感じさせるキーボードに、軽快な女性ボーカルが印象的なバンド。

キーボードの成田ハネダさんがリーダーなんですが、パスピエはもともと、この人がドビュッシーなどの印象派音楽とロックを合わせたバンドをやろうってことでメンバーが集められたバンド。PVやジャケットなどのアートワークはvoの大胡田なつきさんが全般的に担当しています。

基本的に顔を出さないスタイルだけど検索すると、大胡田さんの結構可愛らしい画像とか出てきます。まぁ、そもそも顔を隠す理由ってのも聞き手の余地を残すって意味らしく最近では目線以外はPVとかでも普通に見れるし、ライブは最近流行りの覆面バンドとは違い普通に顔出しとのこと。

そうそう、ライブでの演奏もうまいと評判らしく、一度ライブに行こうとしたんですけど結局行かず、その時に行った友達からは「すんごい良かったよ」と。

 

山下智久『怪・セラ・セラ』の楽曲提供

んで、僕が最初にパスピエを知ったキッカケはジャニーズの山Pが歌ってた『怪・セラ・セラ』という曲でした。
これをパスピエが楽曲提供してたんですよね。


山下智久 ♡☆♪ 怪・セラ・セラ LIVE 投稿者 dm_51ef93a22d459

キャッチーでありながら特徴的なサウンドと歌詞は、最初聞いた時「ボカロP」が作ってんのか?と思いました。

本人たちは一切アニメとかそういうのは通ってないみたいですけど、ネットでの評価的にはやっぱり「アニソン」、「ボカロ」、「YUKI×相対性理論」っていうキーワードがよく見られます。

 

1stシングル『フィーバー』

そして怪・セラ・セラの直後に聞いた『フィーバー』。これでもうガッツリ心掴まれましたね。

最初は怪・セラ・セラとフィーバーを延々と聞いていました。

 

2ndミニアルバム『ONOMIMONO』から『最終電車』

他にも好きな曲をあげるなら『最終電車』。

この曲はフィーバー以前のアルバムに収録されてて、今年の5月頃に「最終電車 featuring 泉まくら」(FragmentのREMIX)というのも出てるんですが、やっぱりこのオリジナルが好き。

 

最新アルバム『演出家出演』から『S.S』

かっこいいなぁ。このちょっと古い感じの曲調(ニューウェイブ)は成田ハネダさんがYMO好きでそこから来てるみたい。

 

パスピエを聞いて。ベースとバンドの印象

ベースについて

ベースはフィーバーを一度コピーしたことあるんですが、曲的には変なコード進行とかも多いけど露崎義邦さんは結構オーソドックスなフュージョン/ファンクのプレイスタイルだという印象。他の曲聞いてもベースらしいフレーズを基調に結構繰り返しも多いと思う。でも出るとこは出てきて美味しいとこも結構あります。

バンドの印象

そもそもこのバンドのメンバーって、ドラム以外フロントは音大とか音楽学校通ってたり幼少期からしてるメンバーなので、アグレッシヴな曲調でも個がそれぞれを意識しながら支えてる感が強いです。インディーズバンドとはそういうすっきり感が全然違うんですよね。いい意味でも悪い意味でも。

んで上にあげた3曲は同じような曲の方向性ですけど、アルバムではもうちょっと多様な曲中が混じってます。
ボカロで言うなら梨本ういさんみたいなロックの「脳内戦争」とか、多分最初のアルバムであろう『ブンシンノジュツ』の『日常ヒーロー』って曲のイントロはFinal Fantasyのビッグブリッジの死闘かと思った。

しかしまぁやっぱりというか、アルバム曲よりもシングルカットとかタイアップされる曲がずば抜けていいんですよねー。

 

最後に

というわけで、パスピエの紹介は以上です。

2009年に結成されて、今年の6月に出した初のフルアルバム『演出家出演』はオリコン11位を記録。
そしてパスピエの曲は1stミニアルバムから今までどんどん進化してきてると思うので今後も楽しみなのです。

ちなみに最後にバンド名の由来になったドビュッシーのベルガマスク組曲 第4曲『パスピエ』でも貼っておきます。