リバーウォークで演奏して気付いた”野外で楽譜を読む”ときに必要なもの
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3月21日(金)に小倉リバーウォークで今年3つ目のサポートバンドAPOLON(アポロン)で演奏してきました。
アポロンといえばニコニコ動画のギタリスト、マウリーさんが所属していたところで僕も以前から知っていました。マウリーさん最近見ないけど元気かなー。
そして今回のメンバーは
- vo.かむ
- gt.のだけん(ex.swimme)
- key.かよ(ex.FIT)
- Ba.うたいぬ(僕:@utainu)
(↑呼び名)
朝10:30集合福岡市内から高速で1時間、のだけんの車に乗ってみんなで移動。なんやかんやあって12時過ぎに到着。今回のステージは小倉城前の吹き抜け広場だ。
ここで当日のステージ内容を振り返ってみよう。アコースティック編成のバンドメンバーで4曲
13:00~
15:00~の二部公演
■演奏曲
1.埠頭を渡る風(荒井由実カバー)
2.奇跡染料
3.ふたみが浦の風
4.やわらかな願い
ここで演奏は終わり、バックバンドのみダンスキッズと入れ替わり。
5.君の知らない物語(surpercell)
6.CANDY
7.学園天国(ファインガー5)
まず、リハの前に僕は楽譜スタンドを準備していなかったのでリバーウォーク内にある島村楽器へ買いに行った。買ったのはMSN20BK(1,200円)。十分使用出来るレベルでマットな質感がいい感じ。
ひとまず準備は終わり、今から15分程度のリハだ。
今回の使用機材はLAKLANDとピッチブラックのみ。
ショッピングモールの中で祝日ということもあり、リハの時点で普通にチラホラお客さんから見えている状態。
リハが始まってすぐに違和感を感じる。
音が遠いのだ。
野外での演奏は以前もしたことあるんだけど、その時と同じ感覚。ライブハウスやスタジオとは違い、音の反射する壁がないため、音がどこまでも拡散していくのだ。しかもそこは吹き抜け上のホールということもあってか、響く響く。(モニターからの音もリバーブかかっていた気がする。)こういう都合もあってデカい箱で演るアーティストたちはイヤモニをしているのだ。
そうそう、今回のモニター環境は足元に転がしが1人1台。加えて僕はもう一人のアポロンサポートベーシスト、菊水くんから借りたアイバニーズ P3110Dという小型アンプがあったのだが、椅子に座った状態で床に置いて、アオリもなかったせいかアンプからの音は一切聞こえなかった。
と、今知ったんだけど、どうやらこの機種、傾ける為の足も付いてるしヘッドも外れるという便利アンプだった。
そして、もう一つの問題が野外ゆえの風だ。
野外での演奏経験はあったものの、"楽譜を読みながらの野外"は初。風が吹いては楽譜がなびく。むしろ飛んで行く。一応、譜面台には譜面が飛ばないように留め具が付いているのだが、そんなの知るかと言わんばかりに飛んで行く。これは非常にまずい。
今回の公演までの練習は2時間のスタジオ×2。決して頭のなかに完全に入っているとは言えない状態で楽譜が無くなるというのは、織田裕二にとっての室井さんが居なくなるようなものだ。現場で事件が起きたら会議室行きどころか待っているのはパニックだけである。
そこで僕はまた一つ知恵を得た。楽譜をクリアファイルに入れるのだ。ペラ紙一枚より圧倒的な質量を誇るフォルダにまとめて入れてしまうことで強風もなんのそのになるのだ。僕はまた一つ賢くなった。それまで裸で持ち歩いてたのかよとかいう鋭い突き刺すようなツッコミはなしにしてもらいたい。
100均でクリアフォルダーを買った。
そんなこんなで迎えた一部目の公演だったが、モニターなどの状況もあったせいか、演奏陣はちょっと控えめな演奏になってしまったように思う。それにしても僕達のあとのキッズダンサー(小6)が可愛い。あと尋常じゃないくらい寒い。
二部目の公演までの一時間、みんなでお昼ごはんを食べることにした。この時、5FのCAFE クロックで食べたグリルサンドイッチがめっちゃ美味しかった。リバーウォークに行くことがあったらオススメだ。
あと小倉着いてずっと思ってたんだけど、ミニスカートの女の子が多かった。まず男女比が2:8くらいで、その内女子のミニスカ率は7割を超えていたように思う。これだけ生足だらけでは事件が現場で起きるのも納得だ。
お腹もいっぱいになったところで15:00になり二部目の公演。
まさかの市内の知り合いマイさんが遊びに来てくれた。抹茶チロルをくれた。帰り際に知ったんだけど、ボーカルのかむさんは知らないチロルを片っ端から集めて写メを撮っては喜んでるという変態的趣味があるらしい。
めっちゃcoolな RT @suck_eye_mai: タケルちゃん終わった。 pic.twitter.com/N8w4aGgezv
— そう、うたいぬならね。 (@utainu) 2014, 3月 21
二部目が始まってすぐに感じたんだけど、モニターがめっちゃ聞きやすくなってた。スタッフさんが調節してくれたのか、環境の変化によるものなのか分からないけど一部目よりもかなり演奏しやすくて安心して演奏出来た。
しかし、2曲目に事件は起きた。
──ビュワァァァアア
僕:(うわっ凄い風だ…!)
──バサバサバサバサバsbsbsbsbs
(楽譜ピューン)
こうして僕の楽譜は譜面台からいなくなった。
終わった。そう思った。
しかし、幸いだったのはこれが2曲目「奇跡染料」だったということだ。この曲は、ベースが延々とループフレーズという俺得曲!現場がパニックになることもなく事なきを得た。まさに、僕が室井さんの存在を超えた瞬間だった。
そうして、事件解決後の僕は軽やかな演奏で二部目の出番を終えた。これが僕がリバーウォークで演奏した日のことだ。
これらのことを踏まえて、もし野外で譜面を見ながら演奏する機会があるなら以下のものを用意するべきだ。
1.譜面台
2.クリップ(譜面台と楽譜を簡易的に留められる)
3.譜面を入れるクリアフォルダ
4.踊る大捜査線
P.S.天神に帰り着いて家路に着いたとき僕はおすぎさんとすれ違った。
ここで突然ですが、
この記事をアップロードしようとした瞬間、明後日3月28日(金)もアポロンでのサポートが決定しました。
場所は福岡は大濠peace!20時過ぎから出番ってこと以外は今のところ聞いてないけど分かり次第Twitterで告知やブログに追記などしておきます。是非足を運んでくださいな。
※3/27 詳細追記
3月28日(金)@Peace
~E.V.E.R. Presents~
Acoustic Night vol.4
Open18:00 Start 18:30
■Ticket
前売り 1,300円
当日 1,500円
(+1drink 500円)
■Cast
- Soulcie.
- honami
- APOLON
- La-lune
- 泉未来
- NORTH NINE STARS
手厳しいw確かに日よけカバー有効ですね! @kousa_cs: RT>織田裕二の話はいまいちだけど、今回もぼちぼち面白い。他にはコンパクトエフェクターの日よけカバーがあると良いよな、チューナーとか野外だと本当に見えない。まあ対したチュー二ングもしないんだけど、笑。
— Eat the Bass (@eat_tw) 2014, 3月 26
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