RME Fireface UCがおすすめオーディオインターフェイスだという3つの理由
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ドイツメーカーのRMEが2009年に発売したUSB2.0接続型のオーディオインターフェイス『Fireface UC』。
僕のDTM環境では一番高く、そしてかなりオススメできる機材です。
現在は後継機の『fireface UCX』が出ていて、こちらはFireWire接続も出来るようになり、ipadと連携出来たりと最近の音楽事情に対応する機能が強化されています。
RMEは他にも、組み込むMADI PCI Expressカード型の『HDSPe MADI FX』や、HDSPインターフェイスの『MultifaceⅡ』、安価な『Babyface』など他にも色々出していますが、使いやすくて汎用性の高いのはUSB接続型。
以下はFireface UCのレビューですが、後継機ということでUCX、そして後継機が出たことで安く手に入るUCどちらもおすすめです。
ちなみに僕のパソコン環境はwindows7。
1.音質は解像度が高くクリアで素直な音
今までRoland UA-4FXやQUAD-CAPTURE、他のIF機能つきのものなど様々試して来ましたが、Fireface UCに変えてびっくり。圧倒的に音がクリア。分離、奥行きなど全部良くて、一聴して分かるくらい録れる音、聴ける音が全然違います。
オーディオインターフェースはDTMをやる上で音の入口、出口になる音の要だとはよく言われますが、Fireface UCを使って改めて重要さがわかりました。
2.便利過ぎるユーティリティソフトウェア
本体だけでも音質や安定性が抜群なんですが、それをサポートするソフトウェアがかなり便利なのです。
TotalMix FX
いわゆるパソコン内ミキサー。これが本当便利。この機能でFireface UCへの入力音やパソコン内で鳴らしてる音楽、システム音などを自由自在にミックスして好きな風に出力できます。
例えば、レコーディング時にRECエンジニアはout1から演奏者の録音してる入力音だけを聴いて、out2からはRECしてる演奏者に自分の音+クリック+ドラムの音を出すとかが簡単に出来ます。
ちなみに僕はこれで事足りるのでアナログミキサーのMACKIE ProFX8は手放しました。
DIGICHECK
これは最近Paraele StripesのMarsさんに教えてもらったのですが、これ一つでレベルメーター、スペクトラルアナライザー、ベクターオーディオスコープなどが見れてRMSやピーク、帯域確認などができます。
DIGICHECKの使い方はまた別の記事で紹介しようかなと思ってます。
▼DOWNLOAD
TotalMix FXやDIGICHECKはsynthax japan「ドライバ&ファームウェアダウンロード」でダウンロード出来ます。
3.安定性抜群だから不具合0で超低レイテンシー設定も可能
最後の3つめ、RMEのもう一つの強さはその「安定性」。今まで不具合は起こったこともなければ他のソフトウェアとの競合も問題ありません。そして、その安定性のお陰でレイテンシをかなり詰められます。バッファサイズが最低で44.1Hzの48Sample,96Hzの96Sampleまで設定可能ですが、どちらも録音・再生が問題なく動作できてます。
ここからは補足事項とまとめ
電源を変えると音が良くなる?
Fireface UCはスイッチング電源なので、YAMAHA PA-6という電源に変えるといい!という記事を昔見て、買い替えを検討してたんですけど、僕は結局変えずに使用してます。理由も覚えてなくて適当な記事も見当たらないので興味ある人はぐぐってみてください。あと電源周りの改造は保証が効かなくなるので注意。
大きさと発熱について
その他の点をあげるなら小ささでしょうか。ハーフラックサイズで奥行きがiPhone(4S)の縦の長さ1個分、横幅が2個分くらいで持ち運びも楽です。
あとFireface UCは使用中に外装面が熱を持ってきます。特に動作にも支障なく問題ない程度の熱ですが、心配ならIF周りの物を除けたり風にあたるようにしてたらいいんじゃないかと。
まとめ
以上、Fireface UCがおすすめだという3つの理由と補足事項でした。
一見「オーディオインターフェイスに10万円は高い・・・」と思う人も多いでしょうし、実際僕もそれで買わずに色々なものを買ってきたんですが、firefaceは間違いなく10万以上の価値があります。僕ももし今のオーディオインターフェイスが壊れるようなら間違いなくRMEのオーディオインターフェイスを買います。
まぁこの先新たな次世代のインターフェイスが・・・ッ!みたいなこともあるかも知れませんが、現時点では音質・安定性・利便性どれをとっても間違いなく宅録での最高スペックです。
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