ノーブラの可愛い女の子ベーシストTal Wilkenfeldの『Serendipity』をコピーして感じたこと
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僕がTal Wilkenfeld(以下タルちゃん)にハマった理由がこの動画です。ドラムをこれまた僕が大好きなヴィニー・カリウタが叩いてます。このSerendipityって曲はタルちゃんの1stアルバム『Transformation』に入ってるんですが、原曲はもっとテンポが遅くてフレーズもスラップで弾いてたりと全然違います。
んで実はこの曲をコピーしたのってもう1,2年前なんですけど、今更ながらまとめてみます。
(※10月20日追記:僕がコピーしたのは原曲ではなく動画の方です。)
Tal Wilkenfeld(タル・ウィルケンフェルド)って何者
まずタルちゃんって誰やねん!って人もいると思いますが、彼女は21歳(2007年)の時に1stアルバム『Transformation』を発表した後ジェフ・ベックのバンドに選ばれ、2009年にはジャパン・ツアーで来日した時すごく話題になったオーストラリア(シドニー)出身の女性ベーシストです。
Talちゃんがハービー・ハンコックのツアー中に怪我で離脱した時、代わりにベース弾いたのがマーカス・ミラーだったって言えばより凄さが分かるかと。
彼女は14歳の時からギターをやってたんですけど、17歳の時にロサンゼルスに移住すると共にベースに転向(ドラムかベースで悩んだらしい)したわけで、つまりベース歴4年で超大御所プレイヤー達とツアーを周ってるわけですよ。
そして小柄な見た目でウエストカットにのっかるおっぱいと渋いサウンドは素晴らしいの一言です。
使用機材
メインベースはSadowskyでほとんどこのベースばかり使用してるみたいです。アンプはヘッドキャビ共にEBSで、DIはAVALON U5が使われてますね。フレットレスや5弦は使わないようです。
Serendipityを弾いてみて
もうね、本当はただ一言「弾いてて楽しい」って、それしかないんですけど、それじゃブログにならないのでそれとなく書いてみます。
まずこの曲中に使われるテクニックをざっと挙げると、和音(コード弾き)、ビブラート、ハーモニクスなどなど盛りだくさんです。まぁベーシストのアルバムですからね。当然と言えば当然なのですが、超難しいです。
とにかくスライドとハンマリングとビブラートによる味付けが多いのですが、この雰囲気が全然出ない。1:57くらいに1弦の21フレット使うんですけどLAKLANDが20フレットまでしかなかったときは挫折しそうになった。
でもメインリフの次にあるBパート的な7拍子のところでは、ちょくちょく裏でゴーストノート(ミュートした状態でピッキング)が入っててそれが凄く気持ちいいんですよー。こういうの好き。
本当はこの曲はニコニコ動画に、Youtube見てるみたいな動画編集してあげようとしてたんですけど、残念ながら見せれるほどうまく弾けなかったので諦めました。断じて動画作成のめんどくささが原因とかじゃないよ。うん、全然違うよ。
女性ベーシストはリズムがいい?
僕の勝手な考えですけど、女性ベーシストって結構リズム安定してる人が多くて、中でもうまい人って常に体揺らしてる人が多いイメージなんですよね。タルちゃんはまさにそういう感じなんですけど、Talちゃんの場合はそれに加えて、よく首というか背中から前に屈むようにしてリズムとるんですよね。しかも、ゆったりと。
リズムっていうのは演奏するときも体全体でとる方がしっかり安定するんです。それも、足のつま先なんかの末端部分ではなくより体の中心に近い部分でとるのがいいです。
んでタルちゃんは、そのゆったりと体ゆらしてるのがそのまんま出てる感じで粘っこいフレーズを弾んですよね。
Tal Wilkenfeldのベースが粘っこいのはスライドの多用によるもの
んでその粘っこい感じを出してる原因は他にもあって、タルちゃんはビブラート、スライド、♭5、32分音符で下降、上昇などをよく使うんですよね。中でも注目すべきはスライドで、例えばCを鳴らす時もBやB♭くらいからグイッと持ち上がるように入ったり逆にスライドダウンのように入ったりするわけです。
こうした細かいテクニックを入れることで音に表情がつき、それがグルーブと呼ばれるものになってくるんですが、入れすぎたりすると、それはただの悪趣味なものになるんですね。しかし、タルちゃんはそれがめちゃくちゃうまい。
スライドの入れ方っていうのは、センスであり、スライドの入れ方がそのままその人のベースのキャラクターになるものなんです。
Tal Wilkenfeldおすすめ動画
というわけで以上、Selendipityを弾いてタルちゃんの動画を色々見て感じたことでした。最後にTalちゃんの他にもおすすめな動画を貼っておきます。
Medley – Jeff Beck Live with Tal Wilkenfeld on Bass and Vinny Colaiuta on Drums
タルちゃんがいいソロ弾いてると毎回ジェフ・ベックがすんごい嬉しそうにするんですよね。ほんとこのおっさんタルちゃん大好きやなとwヴィニー・カリウタも含めると親子三代にしか見えない
Jeff Beck with Tal Wilkenfeld at Crossroads 2007 Live
そして、特にこの動画でタルちゃんがノーブラと言われてるんですけど、最後ベース下ろしてみんなと寄り添うとこ見るとブラジャーのラインみたいなのがあるんですよね。
良いベースを弾くためにはブラをつけるべきかノーブラで居るべきか、その問題はまだ僕には早かったようです。
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